DHA EPAは中性脂肪を低下する!?

DHA EPAは中性脂肪を低下する!?

DHA EPAと中性脂肪について

健康診断の血液検査で調べられる項目のひとつに、中性脂肪があります。血中の中性脂肪が高値を示すと動脈硬化の原因になるとして問題視されますが、そもそも中性脂肪は体内でどのように働くのでしょうか。

 

 

中性脂肪は別名トリグリセリドとも呼ばれる脂質です。脂質は糖質やたんぱく質とともにエネルギー源としての役割を持ち、またトリグリセリドから切り離されてできる脂肪酸は、身体の各組織で細胞膜の原料となります。


 

トリグリセリドは脂質が集まってできたリポタンパクという粒子の中に取り込まれた状態で、血液循環にのって運搬されます。食品として摂取されたトリグリセリドは腸管の細胞内でカイロミクロンというリポタンパクに取り込まれ、リンパを経由して血液循環に入ります。

 

肝臓に運ばれたトリグリセリドはいったん分解されますが、その一方で肝臓は糖分やトリグリセリドの代謝物からコレステロールやトリグリセリドを合成しています。合成されたトリグリセリドはコレステロールとともにVLDLというリポタンパクに取り込まれ、肝臓から分泌されます。

 

VLDLは血流にのって全身を循環し、組織にあるリポタンパクリパーゼという酵素の働きでVLDL中のトリグリセリドから脂肪酸を切り出し、組織に供給するという働きをします。

 

過食傾向にある現代では、必要以上の中性脂肪が生成されるようになりました。中性脂肪はそれ自体が動脈硬化を誘発するわけではありません。
血中の中性脂肪が増加すると、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLの中でも、サイズの小さいsmall dense LDL(sdLDL)というリポタンパクが増えることが分かっています。sdLDLは超悪玉コレステロールとも呼ばれ、動脈硬化を引き起こす作用が非常に強く、心筋梗塞や脳梗塞などの致死的な病気を引き起こす原因になります。

 

DHA、EPAには、血中中性脂肪を減少させる効果が認められています。非常に多くの臨床研究が実施され、エビデンスも豊富です。血清中性脂肪が気になる人のための特定保健用食品の成分としても利用されていますし、高トリグリセリド血症の治療薬として医療用医薬品にも応用されています。

 

DHA・EPAが中性脂肪を低下させるメカニズム
  1. 中性脂肪の腸管吸収を抑制する
  2. 肝臓での中性脂肪代謝を促進し、中性脂肪合成を抑制する
  3. リポタンパクリパーゼの活性を亢進してリポタンパクの代謝を促進し、脂肪酸として組織に利用させる

が確認されています

 

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