DHA EPAとアレルギー

DHA EPAとアレルギー

DHA EPAとアレルギーについて

アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支喘息といったアレルギー性疾患の患者数は、年々増加し、その背景として様々な要因が考えられています。
原因物質であるアレルゲンの増加、環境汚染、食生活の変化、衛生仮説、腸内細菌環境、ストレスなどです。

 

 

食生活の変化をとってみても、小麦、卵、乳製品、動物性タンパクの摂取量の増加、また食品添加物の使用の増加など、アレルギーの原因と言われるものは多くあります。
中でも従来の魚食から肉食中心の食生活へ変化したことは、摂取するタンパク質のみならず脂質の質的変化を引き起こしました。アレルギーと脂質の間には、実は深い関係があるのです。


 

アレルギー反応の第1段階では、アレルゲンが体内に侵入するとアレルゲンに対する抗体が産生されます。アレルゲンとその抗体とが反応すると、マスト細胞からケミカルメディエーターと呼ばれる物質が放出されます。このケミカルメディエーターが皮膚の炎症や鼻水・鼻閉などのアレルギー症状を引き起こします。

 

ケミカルメディエーターとしてよく知られているのがヒスタミンで、かゆみやくしゃみの原因になります。ケミカルメディエーターにはそのほかにプロスタグランジンやロイコトリエン、トロンボキサンなどがありますが、これらはアラキドン酸カスケードによりオメガ6系脂肪酸のアラキドン酸より生成される物質です。

 

プロスタグランジンD2は鼻汁を生成し、トロンボキサンA2とロイコトリエンは気道平滑筋収縮作用から気管支喘息を悪化させます。またロイコトリエンは鼻閉の原因となります。DHAやEPAはアラキドン酸カスケードに対する拮抗作用があるので、これらのケミカルメディエーターの産生を抑えることができます。

 

子供のアトピーについて

三宅らによる大阪母子保健研究では、DHA及びEPA摂取量が多いとアレルギー性鼻炎の有症率が統計的に有意に低くなることが示されました。
アトピーの妊婦がEPA・DHAを含む魚油を20週間経口摂取したところ、子供のアトピー性皮膚炎の重症度が軽減されたという報告もあります。乳児554名にEPAを含む魚油を6ヶ月間経口摂取させた研究では、喘鳴が予防されたそうです。

 

アレルギー性疾患にはそれぞれ治療薬がありますが、対症療法でしかありません。DHA・EPAのオメガ3系脂肪酸の摂取ではアレルギー体質の改善が期待できます。

 

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