DHA・EPA効果

DHA・EPA効果

DHA EPA 効果について

DHA、EPAの効果を食品機能として評価した例があります。消費者庁が平成24年に出した「食品の機能性評価モデル事業の結果報告」です。この中では11品目30機能に対してAからEまでの6段階で評価を行っています。

 

DHA・EPAの機能

 

A(機能性について明確で十分な根拠がある)の評価
「心血管疾患リスク低減」「血中中性脂肪低下作用」「関節リウマチ症状緩和」

 

B(機能性に肯定的な根拠がある)の評価
「乳児の成育、行動・視覚発達補助」

 

C(機能性について示唆的な根拠がある)の評価
「血圧改善作用」「うつ症状の緩和と発生率低下」

 

上にあげた以外にも、DHA・EPAの効果については様々な研究が行われています。代表的なものとしては、脳卒中、糖尿病、各種がん、加齢黄斑変性症、認知症・認知機能、うつ、炎症性疾患があります。根拠が確定しつつあるもの、まだまだ有効性を示す根拠が必要なものなど様々ですが、いずれにしても今後の研究が進むにつれて明らかになっていくことでしょう。

 

DHA EPA 効果の信頼性

DHA、EPAが示す作用は多岐にわたり、インターネット上にもDHA、EPAの効能効果として種々の情報が流れています。

 

しかしながら、これらがすべて確実で信頼できるものかと言えば、そうでないこともあります。DHA、EPAの効果とされるものの中にも、有効性を示すエビデンス(根拠)が十分にあり広く認識されているもの、効果が強く示唆されるがエビデンスが不十分なもの、有効である可能性があるものの検証がされていないもの、誤解に基づいたもの等があり、信頼性にも段階があります。

 

ある成分の有効性を確認する研究には、試験管内での実験、動物実験、ヒトに投与する臨床研究があります。このような研究が積み重ねられて有効性のエビデンスが高まっていきます。ところが試験管内の実験や動物実験で有効な可能性が示されていても、ヒトに投与した場合に効果が得られなかった例もたくさんあります。

 

臨床研究にもその手法により結果の信頼性が高いものと低いものがあります。これをエビデンスレベルと言い、エビデンスレベルが最も低いのは客観的なデータにもとづかない専門家の意見です。症例報告はややエビデンスレベルが上がり、分析疫学的研究がその上に位置します。比較的エビデンスレベルが高いのが、ランダム化比較試験(RCT)という試験方法です。複数のRCTをメタ解析(Meta-Analysis)という手法を用いて分析した論文は、最もエビデンスレベルが高いとされています。


DHA・EPA効果記事一覧

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