DHA EPA アラキドン酸カスケード

DHA EPA アラキドン酸カスケード

DHA EPA作用 アラキドン酸カスケードとは

DHAやEPA、その他の種類の脂肪酸は、細胞膜の構成成分になります。細胞膜の脂肪酸は、ただ単に細胞膜を形成するだけではなく、いろいろな生理作用を示すことが分かっています。

 

細胞膜の構成成分としてのDHA・EPAが示す生理作用のひとつに、アラキドン酸カスケードに対する拮抗作用があります。アラキドン酸カスケードは血小板凝集や炎症などに関与する重要な生理作用です。

 

 

アラキドン酸はDHAやEPAと同じく脂肪酸の仲間で、オメガ6系脂肪酸と呼ばれるカテゴリーに入ります。アラキドン酸は他の脂肪酸と同様に、リン酸と結合したリン脂質の形で細胞膜の構成成分として存在しています。


 

細胞膜のアラキドン酸は、ホスホリパーゼA2という酵素の働きにより、細胞膜のリン脂質から切り離されて細胞内に遊離されます。その後、シクロオキシゲナーゼという酵素の働きでプロスタグランジンH2に変換されます。

 

プロスタグランジンH2はさらにプロスタグランジンI2、プロスタグランジンE2、トロンボキサンA2といった生理活性物質に、それぞれ別の酵素によって変換されます。またこの経路とは別に、アラキドン酸から5-リポキシゲナーゼという酵素の働きでロイコトリエンという生理活性物質に変換される経路もあります。
このようにアラキドン酸を頂点とした種々の経路で多数の生理活性物質が合成されるのを、アラキドン酸カスケードと呼びます。

 

こうしてアラキドン酸の代謝で生成したプロスタグランジン等の物質はエイコノサイドと呼ばれ、それぞれ特徴的な生理作用を持っています。中でもプロスタグランジンE2は多様な生理活性を持ち、炎症反応に関与している重要な生理活性物質です。
プロスタグランジンE2は炎症に関わる発赤・熱感、発熱、疼痛、血管透過性の亢進による腫脹・浮腫などを引き起こします。

 

DHA・EPAのうちアラキドン酸カスケードに対する拮抗作用を示すのはEPAの方です。細胞膜のリン脂質からアラキドン酸を細胞内に遊離するホスホリパーゼA2は、EPAに対しても同様に働き、リン脂質からEPAを切り離して細胞内に遊離させます。

 

遊離したEPAはアラキドン酸カスケードと同じ酵素をつかってプロスタグランジン類を合成しますが、EPAから合成されたプロスタグランジン類は、アラキドン酸から合成されたものより生理活性が非常に弱いことも分かっています。したがって、細胞膜中リン脂質でアラキドン酸に対してEPAの比率が増えるほど、EPAはアラキドン酸カスケードに対して拮抗作用を示すようになるのです。

 

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