うつ病の改善にDHA・EPAを摂取しよう

  • 現代人が多く悩むうつ病

 現代社会において、うつ病の患者数が増えているといわれています。仕事や人間関係でストレスを抱えることでうつ病を発症する人が多く、年代に関わらず誰もがうつ病にかかってしまう可能性があります。かくいう筆者もうつ病を患った経験があり、その辛さは筆舌に尽くしがたい物があります。いつも気がめいって何事にもやる気が起きず、実体のつかめない不安におそわれ、自殺願望を抱く人もおり、重度のものになると社会生活が困難となります。

 

 このうつ病を食の面から改善することが出来ないかと、様々な研究が行われています。その研究の過程で期待されているのがDHAとEPAです。DHA・EPAがうつ病の改善に効果があることを示唆するデータが次々に確認されており、今後ますます期待が高まっていくと考えられます。

 

  • なぜDHA・EPAがうつ病を改善してくれるのか

 では、どのような理由でDHA・EPAがうつ病の改善に役立ってくれるのでしょうか。DHAとEPAのそれぞれについてみていきましょう。

DHA
 うつ病の原因の一つとして考えられているのは、脳内ホルモンであるセロトニンがうまく作用できていないことです。実際に、うつ病を薬物療法によって改善する場合にも、セロトニンに作用する薬が用いられます。DHAにはセロトニンの利用効率を高める作用があることが分かっており、興奮や衝動、抑うつ状態を緩和してくれるのです。

 

EPA
 一方、EPAもうつ病の改善に役立つことが確認されています。うつ病患者の血液を調べてみたところ、多くの患者がEPAに対するアラキドン酸の比率が高いことが分かったのです。そして、重度のうつ病であるほど、この傾向は顕著となりました。つまり、EPAを摂取して血中のアラキドン酸比率を低い状態にすることで、うつ病が改善されると考えられているのです。

 

 このほか、フィンランドでの調査において、魚をよく食べる人は、あまり食べない人に比べてうつ病の傾向や自殺願望が低いという調査結果も出ています。このように、統計的に見てDHA・EPAは精神疾患を改善する効果があるとわかっているのです。

 

 以上の様に、様々な研究結果からDHAとEPAにはうつ病への効果が期待されています。