なぜDHA・EPAが高血圧予防に効くのか

  • 高血圧とは

 生活習慣病の一つである高血圧とは、血管にかかる圧力が高いことを言います。具体的には、最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHg以上であれば高血圧であるとされています。

 

 高血圧がなぜ怖いのかというと、動脈硬化などの血管障害の引き金になるからです。そもそも高血圧とは、血管の柔軟性がなくなって硬くなり、血液を送り出すために高い圧力をかけざるをえない状態のことであり、血管にとって大きな負担をかけることになってしまいます。

 

 高血圧の原因として良く知られているのが塩分の取りすぎです。しかし、原因はこれだけではなく、血液中の脂質バランスも深く関係しています。血中のコレステロールや中性脂肪がふえることで、脂質バランスがくずれて血液がどろどろになってしまうと、末端の毛細血管に血液がいきわたらなくなります。その結果、なんとか末端まで血液を送ろうとして血圧が上がってしまうのです。

 

  • 高血圧の予防になぜDHA・EPAが効くのか

 数年前からDHA・EPAの効果に注目が集まっています。良く知られた効果は集中力や記憶力の改善なのですが、高血圧の予防にも効果的であることが分かっています。

 

 食の欧米化によって青魚を食べることが少なくなりましたが、これによって慢性的なDHA・EPA不足に陥っている人は少なくありません。DHA・EPAなどのオメガ3系の脂肪酸が不足すると、赤血球が硬くなって毛細血管への血流が悪くなったり、血中のコレステロールや中性脂肪の濃度が高くなったり、血管壁に血小板が付着することによって血流を妨げたりします。

 

 そして、DHAとEPAにはコレステロールや中性脂肪を下げる、血管の老化を防ぐ、赤血球を柔らかくするなどの効果を持っています。これによって、血管の柔軟性を確保しながら同時に血液もさらさらにすることが出来るため、高血圧の予防に効果があるのです。

 

 食生活が乱れがちな現代人にとって、DHA・EPAは強い味方となってくれるのです。