ストレスで記憶力が低下するって本当?

  • ストレスは記憶力を著しく低下させる

 これまで、記憶力は年とともに衰えてくるというのが一般的な認識でした。しかし、ストレス社会の現代においては、ストレスを抱えた若い世代が記憶力の低下を感じています。

 

 これは筆者自身にも言えることです。筆者は20代前半の時代を狂気とも言うべきストレスのなかで過ごしてきました。その結果、ストレスの多い環境を抜け出した今になって、記憶力の著しい低下を感じています。読書した内容がすぐに抜けて行ってしまう、大好きな映画の内容が覚えられない、俳優の名前がすぐ出てこないなどなど。勉強をしてもなかなか覚えられないので、学習意欲もなかなか上がりません。

 

 なぜこのような状態になるのかといえば、過剰なストレスにさらされた結果、脳がストレスに対して反応しやすくなっているからであり、これを「ストレス脳」と言うそうです。

 

  • ストレス脳にならないために

 ではストレス脳にならないためには、どうしたらよいのでしょうか。いくつかの対処法があります。

 

嗅覚を刺激する

 ストレス脳になると、自律神経やホルモンのバランスも崩れ、物忘れが増えるだけではなく、頭がもやもやとした状態になったりします。それを解消するのに、アロマテラピーなどで嗅覚を刺激するのが効果的です。
 例えば、ある研究によると、ストレス脳と診断された集団に対して、一般的に好まれるせっけんの香りを1ヶ月間嗅いでもらったところ、脳の血流が改善し、リラックス脳に変化したそうです。ストレスから発生するニキビや不眠も改善されたとあり、確実な効果が出たことがうかがえます。

 

DHAとEPAを摂取する

 近年話題になっているDHAやEPAは脳の働きを良くする効果が良く知られていますが、一方で精神安定効果も持っています。小学生を対象に実験をしたところ、DHA・EPAの摂取を続けた児童は明らかに反抗性や多動性が改善され、精神的に落ち着いたとされています。